5/6(木) 重い腰を上げる日 ~ペルーへ~

ようやく重い腰を上げる日が来た。
若干沈没していたリマのHotel Sucreをチェックアウトして、
一気にペルーへと向かうのだ。


朝7時に目が覚めると、俺がこのホテルに来て、
はじめて晴れていた。それもあって、この日に出ようと思ったのだ。


朝起きると、既にAさんはロビーにいたので、
Aさんを誘って近くの食堂へ。チキン、ライス、野菜、コーヒーのセットで1.3ドル。
ま、このセントロの朝食としては普通の値段だ。味も悪くない。


朝食を食べた後は、俺は近くにあるバスターミナルへ、
Aさんはホテルへと戻った。俺の目指すLojaという町までは15hかかるため、
夜行バスを利用する予定だ。その夜行バスがあるかどうかを確認したかったが、
途中で警官に道をきいたところ、近くのバス停からLojaには出ておらず、
キトゥンベバスターミナルにいかないといけないとのこと。


やっぱキトゥンベ行きか。
キトゥンベバスターミナルへは、ここから30分以上かかるため、
俺はホテルへ戻った。ま、夜行があると信じて向かおう。


ホテルへ戻ると、入り口でAさんと会った。
朝8時くらいだったが「ノルテの方を歩いてきます」とのことだ。
早いな。たぶん他の日本人は目が覚めてもいないだろう。


俺はホテルに戻ると、いつでも出られるよう荷造りをすませ、
ホテルのロビーで日本の小説を読んでいた。


昼飯時になると、近くの食堂に行って飯を食べ、
再びホテルのロビーに戻って小説を読んだ。完全な沈没者の生活だ。
だが、俺は今日チェックアウトする。今日出ないと、後5日はいそうな気がするからだ。


ロビーにいると、Aさんが帰ってきた。
その少し後、Bさん&Kさんも帰ってきた。3人にチェックアウトする事を伝えると、


Aさん「後1日いませんか?」
Bさん「今晩丘に登りにいきませんか?」
Kさん「後1日くらいいいと思いますよ」


沈没者を再び沈没へと誘う声に負けそうになったが、
何とか丁重にお断りし、ホセにチェックアウトの旨を伝えた。
すると・・・


ホセ「え?今何ていった??」
おれ「チェックアウトします」
ホセ「だめ。チェックアウトできない」
おれ「なんで?」
ホセ「ここはお前の家だ!チェックアウトできない!」
おれ「俺のいえは日本にあるんだ・・・」



約30年働いて上から5番目の男の説得も振り切り、
俺は3時頃チェックアウトした。
皆さんと再び出会う事を約束して。


Bさんの「また会いますよ」という言葉が嬉しかった。


俺は近くのSanto Domingo駅まで行き、
そこでトローリー(路面バス)に乗った。トローリーの中は超満員で、
俺は空気も読まずにバックパックを背負ったままだった。


約30分たち、ようやくキトゥンベターミナルの近くに到着。
どこがキトゥンベターミナルの駅かは、1人の乗客に聞いていた。
彼が「こっちだ」と道を教えてくれ、俺はなんなくターミナルへついた。
彼の仕事はなんとDJ!!!見た目は落ち着いた青年だが、
DJという事はテンションが跳ね上がるのか!!!!

Loja行きのバス会社のオフィスまでつれていってくれて、
彼は自分の探しているオフィスへと向かった。ホンマやさしいな!!!
コロンビアもそうだったが、エクアドルの人もマジ優しい!!!


で、俺はLoja行きのチケットを・・・かわずに、
近くの警官に「ペルーに行きたい」と伝えた。もしペルーにいけるんなら、
直行バスを使いたかったので。だが、直行はなく、ペルー国境の町までの
バスならあるという。町の名前はHuaquillas。聞いたことねぇ・・・・。


ロンプラを見ると、ペルー国境にHuaquillasという町があったので、
そこまでを購入。値段は10ドル。バスはすぐに出発ということで、
俺は少し後に来たおやじに連れられて、バスまで移動。
荷物をトランクに詰め込み、バスはすぐに出発した。


バスが出て数時間後、一軒のレストランの前で止まった。
料金はさほど高くなかったので、そこで食事を摂る事にし、
写真を撮ろうとポケットにてをつっこんだが・・・




カメラがない!!!



カバンの中を探すも、ない!!



キャノンのコンデジがなくなった!!!


キトで泊まったHotel Sucreで、1人の日本人が
「Gパンの横のポケットに入れていた財布が盗られた」
と言っていた。俺はそのとき、Gパンの横のポケットなんて、自分でも出しづらいのに、
よっぽど気をぬいていたんだなーと完全に他人事だった。



だが、俺もGパンの横のポケットに入れていたデジカメが盗られた!!!



盗られたと書いたが、望みがあるとすれば、

・ホテルに置き忘れ
→ 置き忘れていても盗られる事で有名なホテルなので期待薄




カメラは撮られたが、キト以外の写真は全てPCに保存していたのが、
不幸中の幸いだ。後は警察署で盗難証明をもらい、損保ジャパンに電話して、
金が返ってくるかだ。


ま、最近一眼レフを使っていなかったから、これを機会にバシバシ撮って行くか!!





そんな風に切り替えができたのは、盗難証明を警察署でもらった後だった。






結局、警察署で盗難証明をもらうため、朝5時から8時まで
Huaquillasという町の使わないバス会社のオフィスで休憩した。



そして、街中の電話が出来る場所で損保ジャパンに電話し、
カメラ購入の際の領収証がなくても、保証金を受け取る事ができる事がわかった。




気を取り直して国境を超えようとしたが、さらに不幸は続いた。
というか、これは俺の選択ミスでもあるんだけど。




国境付近でタクシーの客引きをつかわないと決めていたのに、
使ってしまい、25ドルという大金を請求された。しかも、請求されたのが
まだ到着する途中だったので、どうしようもなく支払った。



それだけならよかったのだが・・・・
その後、ペルーに到着して、バス会社に「ピウラに行きたい」というと、
「ピウラ行きはない」とのこと。タクを使ったせいや・・・あのせいや・・・

困っていると、1人の客が別のバス会社を教えてくれた。
彼の名はマリオ。明らかに金をもってそうな感じで、バス会社まで連れて行ってくれた。
そこで、ピウラ行きのチケットを買うために、20ドル札を出すと、相手はこういった。



「ノー、ファルソ!」



ファルソ?はじめて聞いた単語だ。
急いで旅の指差し会話帳で調べると、falsoは偽札だという事がわかった。




偽札????




俺も持っているドル現金は、最近使ったお金だと、
パナマシティとキトの銀行で下ろしたお金だ。ATMで下ろしているので、
偽札はないはずだ!!!



だが、札を触ってみると、明らかにそれだけ違う。紙だこれは!!!
料金が高かったこともあり、そこでは支払わず、近くの両替屋につれていってもらった。


そこでもう一度使おうとするが、

「ファルソ」


やっぱりか・・・



でもおかしいな・・・この20ドル札はさっきタクのうんちゃ・・・







あ!!!




さっきのタクシー運転手に、20ドルを支払ったが、
「破れてる」とかいって、ポケットになおした札を返されたんやった!!
あの時すり替えやがったな!!!!




もーHuaquillasとかいう町に向かってから全てがおかしくなったわ!!!
こんな事ならキトでもう1泊すればうよかった・・・。





ま、しょんぼりしても仕方がない。
カメラの補償金は請求できるらしいし、偽札なんて手に入るもんじゃないから、
(本当はダメだけど)偽札はお土産にしよう。



気をとりなおしてバス会社に戻り、無事チケット購入。
これまでずっと付いてきてくれたマリオには、ジュースくらいおごってあげても
よかったのだけど、「じゃ!」って言って行ってしまった。
どんなけ優しいんや・・・さっきの運転手に爪の垢を煎じて飲ましてあげたいわ!!



バスの待ち時間は1時間半ほどあったが、
バス会社の警備員や、近くのジュース売りの女の子としゃべってたので、
時間は簡単につぶせた。



バスは2階建ての超豪華バス。
椅子もフカフカ!!そのバスで5時間ほど揺られ、バスはピウラに到着した。




ピウラに到着し、まず目指したのはHotel Moon Light。
ロンプラに載っている、4.5ドルくらいの宿だ。道は碁盤の目のようになっていて
分かりやすかったが、方角が分からなかったので、道を歩いている人に聞くと、




その人もわからんかった。



俺に教えてくれているのはわかるが、
絶対そっちじゃないwwwwwwwwwwwwww



俺が「こっちだ」と教えてるしwwwwwwwwwww






立場逆やろwwww





しかもその30後半(自称30歳)のおばはんが、

「私フライドポテトが食べたい」
「お腹すいた」




そういうセリフは、俺に道を教えてから言え!!!!





俺も俺で、そうそうたまってたので、おばはんにポテトをおごってやった。





そしてホテルにチェックインし、部屋に招きいれると、



「お金ちょうだい」



アホかお前wwwwwwwwwwwwww



で、俺の返答



「20ソル(約900円)30分」


そういってベッドを指差した。
俺の人生で初めての鬼畜発言www





「だめ、私達結婚してない。アミーゴだから」



「アミーゴ、ノープロブレム」



そう言って襲いかかったが、さすがに拒否された。






何してんだ俺???




僕ちゃんは、いつからこんなできる子になったんや???????






結局、Dキスすらも拒否され、すっかり利用価値のなくなったおばはんに、



「じゃ、さようなら」



そう行って部屋を追い出した(笑)



じゃおばはんは次に「日本語を教えて」といって、
再び入ってきた。





隙を見て襲いかかってやろ。




今の俺に失うものは・・・一眼レフに、現金に、PCに・・・
まだ多いやないか貴重品!!!




だが、俺の野獣の目つきに気づいたのか、おばはんは俺から距離をとるようになった。




結局俺は、ウソの名前「高橋巧一」というのを教え、(誰やねん!
適当な日本語を少し教えて、



「じゃ、明日9時にメッセンジャーで話しましょ」


「いいよ」


といってようやく出て行った。



アホか、朝9時からネットするわけないやろwwww






いやー実に濃い1日やった。




もうこんな濃さいらん。




落ち着いて観光さして・・・。
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プロフィール

小太郎

Author:小太郎
1982年生まれのてんびん座。
面白そうな事にはすぐに飛びつきます。友人いわく、「フットワーク軽すぎ」

性格:優しいはず
趣味:写真を撮る事、旅行(国内、海外)、ネットサーフィン、外国語の勉強
好きなもの:スタジオジブリ作品(特に耳すま、海きこ)、新居昭乃(特に空の森)、Sound Horizon、hide、洋菓子、アザーン、酒、面白そうなもの、事
嫌いなもの:ゴキブリ、高野豆腐
口癖:ぐはっ、うは、ってか、


2009年10月5日から2011年5月1日までの世界旅行記を掲載。

北米→中米→南米→アフリカ→アジアと、
基本的にバス移動での旅行記を掲載。

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