3/12(金) 暗闇の中の宝石箱 ~ラスベガスへ~

6時半くらいに起床。
なんでだろう、こういう大事な時は、早く起きれる。


俺はシャワーを浴びてから、荷造りをはじめた。
さぁ、ダウンジャケットどうしよう?


1:邪魔なんで捨てる
2:もったいないので、もてなくなるまで持つ
3:売りつける



2番を洗濯。
ただ捨てるなんてありえない。
せめて誰かにあげる。邪魔になるまでは、掛け布団代わりになるしね。


トロントから持ってきていた、ぼたん米がついになくなった。
あー明日からのご飯どうしよう。


もうすっかり、ご飯は作らないといけないという考えになっていた。
外食という候補が浮かばないところがすばらしい(笑)


バスは予約はしていないが、
ラスベガス行きのバスは、ロサンゼルスからはたくさんある事だけは調べていた。
急ぐわけでもないし、夕方5時ごろにベガスに着くように行こうとだけ思っていた。
5時に着くには、10時半くらいまでのバスに乗らないといけない。
俺は念のため、10時にはバスディーボに向かう予定だった。


サンタモニカからダウンタウンは1時間。歩く事も考えて、
8時過ぎにはチェックアウト予定だ。

俺は荷造りを7時半には終え、その後キッチンに向かった。
キッチンに向かうと、すでに朝食の用意がされている。
時間が早いので諦めていたが、当然しっかり食べていく。

朝食を食べ終え、皿を洗っていると、横から人の声が。

「Hi, Good smell man!」

いい匂いしてるの俺ちゃいますから!!!!


そんなこんなで8時ちょい過ぎにチェックアウト。
10番のバスに乗って、ダウンタウンに行く事はわかっていたが、
もしかしたら他の方法があるかもしれないので、一応H.Iのフロントで聞いてみた。
すると、10番でOlive×7th Stまでいった後、60番に乗り換えればいけるらしい。
60番のバスの料金は50セント。50セントなら払おう。



10番のバスはすぐに到着し、
ダウンタウンまではいけたのだが、60番の東へ行くバスがなかなかこない。
15分ほどまっただろうか。バスが到着し、バスディーボに到着した。



さっそくチケット売り場に行き、ラスベガスと伝えると、次は11時だと言われる。

「イレブン??」

思わず聞き返した。

「10時20分は一杯なの」

あーだからか。俺は11時のバスのチケットを買い、
メキシコの歩き方を読みながらバスを待った。


バスは11時5分に到着。
おい、11時発やろ!!!!!

だから特定の企業や団体に何かを独占させておくのはダメなんだ。
競争相手がいないと腐る。公共サービスや国がそうなように。
こんな状態なら、すぐにメガバスに抜かれるだろう。
渋滞かもしれないのに、イライラしていた(笑)


IMG_1157.jpg
これが俺の乗るバス。
バスを横から撮ろうとしたら「ノーフォト。ソーリー」と言われた。
さっき撮った時も、係員くさるほどいたんだけど。
ま、ダメならいい。ってかもう撮ったし。

バスの中はボロボロだった。
空調が弱い。ライトつかない。


バスは11時30分頃に出発した。



バスの中では、歩き方メキシコ版をずっと読んでいた。
メキシコの地理がちょっとずつ頭に入ってきた。コースも少しずつだが決め始めた。
メキシコの西の端の、下にのびている半島をくだり、船で東側へ渡るコース。


バスがどこを走っているのかはわからないが、
色んなところで泊まり、新しい客を乗せる度に、
「タバコはすわないで下さい」
「酒は飲まないでください」
「携帯電話はバイブにしてください」
といった事を運転手が注意していた。



何時間たった頃だろうか…?
バスは完全な停車、少し移動を繰り返した。
渋滞だ。

んもう、誰や事故ったん!!!!
何も知らないのに、事故渋滞だと決め付けていた。



そしてその予想はあたった。
事故のため、4~5車線が、1車線になっていた。
高速で事故とかホンマ迷惑やわ!!!!


渋滞を過ぎて少し走ると、バスは山の中を走りだした。
IMG_1160.jpg

最初はまだ緑があったのだが、だんだんと緑もなくなってきた。
砂漠か、これ?


山に入ってしばらくしたところで、再びバスは停まった。
山に入って少し経つのに、まだまだ景色の中に店がみえる。
人も結構乗ってくるし、降りる。

そして、ついに俺の横の席にも人が座った。
横に座った男はアメリカ人。名前はクリス。
前はエンジニアだったらしいが、今はアーミーらしい。
名刺をもらった。ばっちり軍隊のマークが。

昔「アメリカズ・アーミー」という、米軍が作った無料のゲームをしたことがったが、
この話をしても先に繋げられないのでやめておいた。

後は俺の旅行の話、どこに行ったとか、
どこに行く予定だとかなどなど。

パスポートを見せると、各国のスタンプに興味津々だった。
彼は海外旅行をした事がないらしい。

そして、

「アメリカはNYCとL.A、ベガスだけか!!?他には??」

と聞かれた。物価が高いから嫌という理由だけだったが、
それをいうと悲しくさせないかなぁと思ったので、

「彼女と2人なら回りたいけど」

と言うと、

「お、彼女の胸はでかいのか!!!?」と分かりやすいリアクション付きで聞いてきた。

なんで最初の質問がそれやねん。

「Not Big」

「hahaha。俺はアジア人好きだぞ。
 前に日本人の彼女がいた。ジャパニーズアメリカンだ。彼女はアメリカ人のように
 ふるまっていた」(訳がちょっと変)


そんなこんなで彼とずーっと話していた。
どうやら、彼は16年もラスベガスに住んでいたそうだ。
小さい時に、家族がベガスに引っ越したのだそう。
なんでまたこんなところに。。。

こんな感じで、色々話をしていると、いつの間にかあたりはまっくらになっていた。
すると、遠くに金色に輝く宝石のようなものがみえた。

クリス「アレ見えるかい?明るいところ?」
小太郎「みえる。綺麗だね!あれ街?」
クリス「いいや、刑務所だよ」

ええええ…俺刑務所みて綺麗だと思ったのか!!!!!
最初に見た綺麗な景色が刑務所とか何となく悲しいなぁ。

クリス「もう少し進むとね、山の表面が光りだすよ」

言ってる意味がわからなかった。
だって回りはまっくら。
明かりといえば、ベガスに向かって進む車のライトが、
まるで道路のライトのように見えるくらいだった。


が、その後、山の一部の表面だけ本当に、輝きだしたのだ。
暗闇の中、山の表面だけが輝くなんて状態をはじめてみた。



小太郎「おおおお、すっげぇ!!!ファンタスティック!!!」
クリス「だろう!!!ラスベガスの光だよ」 

俺は初めてここに来たので、いちいちリアクションが激しかった(笑)
おおお!!!とか、すげぇ!!!とか(すべて日本語(笑))


そしてバスは、ついにその輝く街の中へと入った。
小太郎「おおおお!!!!」 さっきから「おおお!!!」を連発していた。
クリス「Welcome to Las Vegas」

クリスのセリフは、いちいちかっこよく、タイミングがよかった。
ただ、口癖がCrazyなのが玉に傷だが。

バス停に着くまで「このホテルはもっとも古く」…とか、
「ここのサメの水族館は見逃せない」とか、詳しい説明をしてくれた。
さすが地元民。ベガス地元民が隣に座っていて、ホントラッキーだった。


そしてバスはラスベガスのgreyhoundのバスターミナルに到着した。
俺は荷物が多いのでもたもたしていると、

クリスが「Take Care ! Enjoy your stay!」と言った。
俺も「紹介してくれてありがとう」と言い、彼は先に降りていった。

バスを降りる前、先に下りた知らない女の子が俺をみるなり、

「可愛いね」

やって。帽子か???


可愛いといわれて、まんざら嫌な気分にもならなかった。


ラスベガスの地図は、ちゃんとロスで調べてきた上に、
直線を数本引いた俺の地図に、また×マークをつけていた(笑)

道はとても分かりやすく、(予約はしていないが)泊まる予定のホテルは、
Carson × 14th Stにある。ということで、Carson Stをひたすら東にあるいた。


ラスベガスは、大きくわけて二つの地域がある。
Las Vegas Blvdという道の左右に高級ホテルや店が並ぶ、「ストリップ」
Fremont Stの一部にホテルが並ぶ、「ダウンタウン」

俺が今いるのは、ダウンタウンだ。
俺は、ラスベガス=眠らない街だと思って安心しきっていたが、
俺の今いる場所、ラスベガスのダウンタウンの6th Stより東側は、完全に眠っていた。


俺はCarson Stをまっすぐ歩くつもりだったのだが、
辺りが暗すぎる上に、完全に危ない雰囲気をかもし出しているので、一本北の、
Fremont Stまで移動した。ここならまだ車がけっこう走っている。


だが、そこも安全かといえばそうではない。
あやしい雰囲気をかもし出している。



ダメだ、タクシーに乗ろう。
でも、タクシーの運転手もギャングだったらどうしよう。
いったんバス停に戻り、そこでタクシーに乗るか。

そう思って来た道を戻ろうとした時、人相の悪い黒人に話しかけられた。
やばい。



黒人「なんでこんなところ歩いてるんだ?危ないぞ」

優しく話しかけてきたが、完全に敵だと思っていた。
あんたみたな人がおるからや。

おれ「ホテルに行くんだ」
黒人「これ以上は行くな。バスを待て。それか引き返すんだ。夜は外に出るな」
おれ「じゃあタクシーを使うよ」
黒人「そこまで行くだけだろ?タクシーはよせ。」

どっちやねん!!!

おれ「じゃ歩くよ」
黒人「ホテルはどこだ?住所は??」
おれ「わからないが、14stあたり」

そういうと、黒人は横を歩いてついてきた。

黒人「俺は大丈夫。でもお前は危ないぞ」
おれ「この辺はそんなに危ないのか?」
黒人「危ない」

地元の人、しかも黒人に危ないと言われて、ビビッた。
危機管理能力がなさすぎると思った。
このままじゃこの先死ぬ。
これを機に、暗くなったらすぐ戻るくせをつけようと思った。
倹約も大概にしろ、と自分い言い聞かせた。

黒人「ところで、これは日本でなんていうんだ。」
黒人は、前後左右を確認してから、ポケットからビニール袋に入った、
緑まじりのあやしい粉を取り出した。

ハワイではXXXX、アメリカではYYYYというんだ??
日本ではなんていうんだ???

聞き取れませんでしたが、DRAGだと思います。

俺はとぼけた。

おれ「シガレット?」
黒人「いや、タバコじゃない」
おれ「ごめん、分からないな」
黒人「じゃあいいんだ」

そうこう話ながらも、ホテルの近くであるはずの、13th stに着いた。

おれ「名前はUSA Hotelsなんだけど」
黒人「おい、あれじゃねぇか!!」


ホテル発見!!!

おれ「あーあれだよ!ついた!」
黒人はドアをノックした。
どうやら、ドアは外からでは空けられないらしく、
フロントがボタンをおしてはじめて開くらしい。
どんなけ危ないねん、この辺。

ホテルの中に入り、俺はその場に座り込んだ。
黒人「彼は客だ」

そういうと、ホテルから出て行った。
ありがとうという元気はなかった。

フロントの軽く太いお姉さんは「お疲れ様」と言い、
その後すぐいチェックインをすませた。

1泊26ドル。たっか!!!でも、もう動きたくない。
俺は2日間だけ泊まる事にした。
他のホテルに移ろう。もっと中心に近い場所へ。


チェックインを済ませて、部屋に入るとすぐ、
ベッドの上でパソコンを触っている、メガネをかけた50代後半~60代と思われる人と目が合った。




日本人だ。
だが、あやしい雰囲気をかもしだしている。
彼と話してはいけない!!!
危険を察知した。




俺は荷物を置くと、ホテルを出た。
腹減った。近くに店がなければ、戻るつもりだった。
一軒となりにピザ屋があったが、4ドル。高い。

少し東に行くと、小さなスーパーがあったので、そこに入る。
すると、入り口にさっきの黒人がいた。

黒人「おい!なぜホテルから出てきた!!インサイドにいろと言っただろ!!?」

その前にいたイカツイ女性も、

女性「そうよ。危ないわ」

俺「お腹が空いたんだ」
黒人「ホテルの隣にピザ屋があるだろ、そこいいけ!」そしてすぐにホテルに戻れ」

怖いので言うとおりにした。
俺は馬鹿でかいチーズピザふた切れ、ジュースのセット4ドルを買い、
すぐにホテルに戻った。



ピザを1/4も残した。
あかん、この先気をつけないと。
本当に。


俺はピザを食べ終えると、部屋に戻ってすぐ眠った。
2010..12 アメリカ comment0 trackback0

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プロフィール

小太郎

Author:小太郎
1982年生まれのてんびん座。
面白そうな事にはすぐに飛びつきます。友人いわく、「フットワーク軽すぎ」

性格:優しいはず
趣味:写真を撮る事、旅行(国内、海外)、ネットサーフィン、外国語の勉強
好きなもの:スタジオジブリ作品(特に耳すま、海きこ)、新居昭乃(特に空の森)、Sound Horizon、hide、洋菓子、アザーン、酒、面白そうなもの、事
嫌いなもの:ゴキブリ、高野豆腐
口癖:ぐはっ、うは、ってか、


2009年10月5日から2011年5月1日までの世界旅行記を掲載。

北米→中米→南米→アフリカ→アジアと、
基本的にバス移動での旅行記を掲載。

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