3/18(木) グッド・シティだよ

小太郎は激怒した。
「何でサンイグナシオへ停まらんかってん!!!」


朝9時半。俺は今サンタロザリアという、コルテス海の海岸沿いの町にいる。
俺の、サンイグナシオ行きのバスは、16時出発だ。


なんでこうなったのか?俺にもさっぱりわからない。
最初からこういう乗り継ぎだったのかもしれない。
とにかく、俺を乗せたバスは、サンイグナシオへは行かず、サンタロザリオという街に停まった。
サンイグナシオから東へ約50kmの所にある、港街である。

俺は、この辺りの地図を少しだけ見てきたので、
海がみえたとたん「あ、通り過ぎた」と思ったが、一度こちらに来てから、
サンイグナシオへ行くという可能性を残して、

おれ「サンイグナシオ?」というと、少し英語の話せる運転手は。
やつ「6 hours break」

え???それもしかして6時間休憩ですか?(怒)

やつ「next exit 4 oclock」

いや、使い方ちょっと違う気がするけど、4時?
俺は驚いて?

おれ「クアトロ?????」 と聞くと、
やつ「イエース、サンタロザリア、グッドシティ!」と言い、去っていた。



グッドシティだよ?
いい町だぜ!!!!????




アホか!!!



なんでこんな用事のない街に6時間やねん。
でも文句を言ったところで何が変わるわけでもなさそうだったので、
気をとりなおして「かばんを預かって」と言った。
かばんは、ばっちりバスターミナル(といっても小さい)で預かってもらえた。

さぁて、6時間も空きができたぞ…。
俺の頭の中では、おっさんとが言った、「Good City」が何度もリピートされていて、
その旅に「アホか!」と声に出して喋っていた。

ま、とにかくお腹が空いていたので、
適当に歩くと、タコスの屋台があった。
そこで、PESCADOというものを注文。1つ10ペソ。
ティファナの屋台よりも高いやんけ!!!
そして出てきたのがこちら。

IMG_1216.jpg

魚の天ぷらみたいな感じやった。うまい!!!
ここは、トッピングは自分で入れてくれという形式で、
生野菜をガンガンいれた。もちろんサルサもかける。

ってかね、ガイドブックに「生野菜は避けること」ってよく書いてあるねん。
俺もわかってる。水使ってるからやろ。でもな、タコスに生野菜って必須やねん!
どこのタコス食べても、絶対入ってるねん!!俺はメキシコに来てから、
下痢や腹痛を覚悟で、毎日生野菜入りのタコスを食べてる。
俺の腹よ、痛くなるときは空気と場所をよめ。


屋台では、日本から来たんだ、とか、
サンイグナシオにいくよ、とか話をしていた。
簡単な挨拶といくらですかだけでもいいけど、それ以外のことも話したいやん。
ここでだって、単語を適当につなげているだけで、話してるし。


タコスとコーラを朝食にした後は、海岸沿いをぶらぶら。

DSC_7666.jpg


海岸沿いを歩いていたが、それにも飽きたので、
サンタロザリア中心部へ。
DSC_7666.jpg


ホテルは数件、屋台、雑貨屋、ネカフェなどがある。
いちおうホテルもあるんだ。そのままどんどん歩いていると、
アイス屋を発見!!!!もちろん購入。

チョコレートの違う味を2つに重ね、値段は20ペソ。
ティファナで食べたアイスとほぼ同額やな。アイス屋の近くのベンチで
アイスを食べながら休憩した後は、バスターミナルのとなりのフェリー乗り場の
椅子で、何時間も本を読んでた。

その後も、飯を食べに街に戻ったが、
結局、フェリー乗り場で時間をつぶしたのだった。

DSC_7660.jpg
フェリー乗り場とバス停



サンタロザリアの街では、一度ロンリープラネットを持った2人組の
欧米人女性たちを見かけたが、その他の観光客は見なかった。
特に、アジア人が珍しいのか、みんな俺をみるとジロジロみてきた。
・・・何もない街だったなぁ。


そして今度こそ、サンイグナシオに向けて出発し、
次はちゃんと着いたのだった。

しかし・・・
ここどこや!!!!!!!!!!!!???
ちょっと店があるだけで、何もないやんけ!!!
辺り一面、山、山、山!!!サボテン、緑、山!!!

確かバス停から中心部は2.5km。歩けない距離ではないが、
地図を持っていないので、めちゃくちゃ不安。
もし、1軒目の宿がダメだったら、また歩けないといけないし。


不安いっぱいでバスを降り、重い荷物を持ち上げると、
「タクシー」という声が聞こえてきた。



使おう。ホテルを色々まわってもらおう。
はじめて、すすんでタクシーを使おうと思った。

タクシーの運ちゃんにホテルの名前「Chalita」を伝えると、
「オー!チャリータ」と知ってる様子で、まっすぐチャリータに到着した。


が、到着して衝撃の一言が。

「ノーシャワー」

えええええええええええええええええええええ。
そんなホテルはじめて聞いたwwwwwwwwwwww
ミャンマーにすらあるのに・・・・。


ノーシャワーでよく金とる気になったじゃねーか!!!!


昨日は夜行バスだったし、今日は暑いし絶対シャワー浴びたい。
ここは断った。そして次だが、次は1泊300ペソらしい。
ティファナレートで2400円。たっか!!!!!

だが、これ以外だと、ぐっと高くなるとのこと。
仕方ない…そこにするか…


中心部から来た道を戻り、MOTELへ。
HOTELとの違いはわからん。

部屋はまぁまぁ綺麗。シャワールームは汚いが、
我慢できなくはない。てかここが最後の300だと聞いていたし、
もうここにした。

ディスカウントできないか一応交渉するも「ノー」の一転張り。

そしてその場で600ペソを払・・・
いや、俺は600ペソも持っていなかった。ドルでいい?と聞くと、
ちょっとまてとう合図。そして1人のおっちゃんが近づいてきた。
このおっちゃんは英語が話せた。おぉ、サンイグナシオ期待の星!!

結局、1泊24ドル、俺は2泊なので、48ドル払った。
若干レートが悪い計算だが、もうこれしか残されていない。
そして、おっちゃんがいるうちに、ここに来た唯一の目的である、
サンフランシスコ山地の岩絵群について聞いた。
これは、サボテンのたくさん生えた山地で、昔の人が書いた絵を、
ラバ(馬みたいなの)に乗って見に行くというツアー。



ガイドブックは、写真とスペイン語で書いてあるので、
こういうときは説明しやすい。おっちゃんはわかってくれたようで、
タクシーの運転手となにやら話をしている。

で、返ってきたきた答えが、

「130ドル」



はぁ?



聞こえません。


130?と驚くように聞き返した。

おっちゃん「人が増えると安くなるが、あんた1人だし、馬も乗るんだろ?」

確かに、ガイドブックにも人数により異なると書いてあるし、
この手のツアーはそういうものだということも知っていた。

おれ「高すぎて払えません」

正直に話した(笑)

すると、おっちゃん、タクシーのおっちゃんと再び放す。
そして、
おっちゃん「馬なしなら、俺のトモダチ(つまり運ちゃん)が連れていってくれるから、
      100ドルでどうだ」

おれ「馬に乗りたい」
おっちゃん「馬に乗らなくても見れるぞ」



俺はお馬さんに乗りたいの!!!!!!
そのためにこんなクソ田舎まで来たの!!!
そのためにわざわざ半島下って来たの!!


おっちゃん「彼(運ちゃん)が、他のツアー参加者を探してくる。人が増えたら安くなる」

俺は黙っていた。

おっちゃん「後でまた会おう」

ま、おっちゃんがいなけりゃ、何も進まなさそうなので、

小太郎「わかった」と言った。


宿代を払いおわったし、いったん部屋へ。
虫が多いので、まずは掃除。
その後、お腹が空いていたので、さっきの中心部まで歩く。
車でけっこう移動していたので、歩きだと30分くらいだろうか。

DSC_7673.jpg
こんなとこ歩いてます。


それにしても、すごいところ来たなぁ。
何もない。


回りをみると、ほぼ手がつけられていない自然が広がっている。
DSC_7675.jpg

DSC_7680.jpg



こういうところを訪れるのが入ってても楽しいな、と思った。
だが、少し歩くとだんだん日が落ちていたので、
諦めて道を戻ったのだった。


治安も心配だし、(人がいなさすぎて大丈夫かもしれんが)
なんせ、ここで暗くなたら、帰れない。絶対泣く。


そしてホテルまで着くと、おっちゃん発見。

おっちゃん「さっきの話だけど、130ドルのツアーでどうだ?」

俺は飯を食べにいく時に、歩きながら考えていた。
今回を含め、どうしても行きたい所はケチらないでおこう。
その代わり、大して見所もないが、とりあえずコースに入れている都市を
はずしていこう、と。


これで、南米とアフリカのコースが大幅に変わる。


小太郎「馬も入ってる?」

俺は遺跡よりも馬メインだったw

おっちゃん「車での移動、馬、ご飯、ぜんぶついている」

小太郎「ありがとう。それにするよ」


そして時間の詳細を聞かぬまま、

小太郎「とこで、この辺でレストランしらない?」

この風景を見ていると、あほな質問に思えた。

おっちゃん「お前の泊まっているホテル、あそこレストランだぞ」


知らなかった(笑)

小太郎「知らなかった!ありがとう!」


おれはそこで、毎度おなじみタコスと、
トスターダス(揚げたトルティージャに野菜や肉をのせたもの)のセットを頼んだ。
ビールはテカテしかなかった。

IMG_1217.jpg

飯を食べていると、一台の車が泊まり、
子どもとおやじが降りてきた。二人とも、ここでホットドッグを頼み、食べていた。
そして、そのおやじがお金を払う。楽しくおしゃべりしていたし、
子どもは奥からジュースを取ってきたので、知り合いなのだろう。

その光景をみて、あぁこういう田舎は、こういう風に生計をたてているのだと思った。
知り合いの家でちょっと何かを食べて、お金を落とす。
このおっちゃんも、何かの仕事をしえ得た金だろう。
そして俺が泊まって、この家の生活費になる。


この子連れのおっちゃんは、車からワインを出してきた。
そして俺をみると「ワイン飲むか?」と聞いていた。(と思う。勘)
俺は「シー!」というと、当たっていたらしく、おっちゃんに赤ワインをもらった。

んーちょい甘!だがこの味なんだ???ブドウとはちょっと違うような。
うまくはないが、一応うまいと言っておいた。


その後は、日本のコインをみせたり、
世界地図を広げて、ここから来たんだ!と話をしたりしていた。


色々話をした後、部屋に戻り、シャワーを浴びてから、
日記のメモをパソコンに書いてから、眠りについた。


サンイグナシオ・・・着いたはいいが、
さっそくの予想外出費。
この日の夜は、すでにコースの変更を考えていた。


南米の最南端の地への移動、南アフリカからのアフリカ縦断、
ヨーロッパあたりを縮小するか・・・。
本当に行きたい国以外は、削っていかないと。
100万円ってのは多くはないんだな、とお金を使っていて思った。



明日はサンフランシスコ山地の洞窟に描かれた絵を見に行く。
メキシコで期待している場所の1つだ!!!
2010..18 メキシコ comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://kotaro2004.blog94.fc2.com/tb.php/422-7c2ace14

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

小太郎

Author:小太郎
1982年生まれのてんびん座。
面白そうな事にはすぐに飛びつきます。友人いわく、「フットワーク軽すぎ」

性格:優しいはず
趣味:写真を撮る事、旅行(国内、海外)、ネットサーフィン、外国語の勉強
好きなもの:スタジオジブリ作品(特に耳すま、海きこ)、新居昭乃(特に空の森)、Sound Horizon、hide、洋菓子、アザーン、酒、面白そうなもの、事
嫌いなもの:ゴキブリ、高野豆腐
口癖:ぐはっ、うは、ってか、


2009年10月5日から2011年5月1日までの世界旅行記を掲載。

北米→中米→南米→アフリカ→アジアと、
基本的にバス移動での旅行記を掲載。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム