毎年恒例の地元友人との初日の出旅行。
今回は京都の久美浜に行って来た。
毎年同じメンツで行っている旅行だが、
今回は新たなメンバーが加わった。
旅に参加する友人の彼女にして、将来の嫁になる事が決まっている女性。
彼女はすでに新たな命を授かっており、本当におめでたい。
そして彼女は中国人。
理由はその俺の友達が中国で仕事をしているから。
今回、彼が彼女と一緒に帰国するという事で、
どんな人なんだろうという期待もあったが、不安もあった。
彼はどういうわけか、性格に非常に問題のある女性と付き合う事が多かったから。
それは日本人に限った話ではなかったし。
でも実際に会ってみると、そんな不安は吹き飛んだ。
お互いに相手の事を気遣えるし、相手が気遣いすぎている時はお互いにそれを
察知して判断できる。冗談もいいあえるし、時には年上の彼の手をひっぱって、
まるで年上のお姉さんのようにふるまう。彼女の細かいしぐさから、彼への愛を感じた。
彼女なら、俺の大事な友達を幸せにしてくれるし、
彼が思い悩んだ時は、きっと癒してくれる事だろう。
言葉の壁もとっくに粉々に砕いたようだ。
彼女はほぼ日本語がわからず、会話は中国語なのだけど、
彼も全ての単語を知っているわけではなく、そういう時は遠まわしに説明して
理解してもらっていた。全く問題なし。
そして、彼らは終始イチャイチャしていた(笑)
目の前でイチャつかれる事は迷惑以外の何者でもないと考えていたが、
そんな事は1度もなく、イチャつくたびに、その幸せそうな雰囲気に安心していた。
"心からおめでとう"ってこういう事を言うんだな、と思った。
自分にも、まだこういう"きれいな感情"が残っていたんだ。
サプライズで渡したフォトフレームも、大変喜んでくれて、
俺ははじめて彼の涙をみた。それが彼の今年の"初涙"になった。
彼らとの旅が終わって地元に帰ってきた後にカラオケにいった。
俺は唯一知っている中国語の歌のタイトルが思い出せず、そこは俺の反省点。
そして、俺の中国語は、"中国語を話せます"と言えないレベルにまで下がっていた。
俺がもっと中国語を理解して、もっと彼女に話しかけていれば、
彼女はもっと楽しめた。これも俺の反省点。
皆と別れて家に戻り、ベッドで横になりながら彼らの事を考えると、涙があふれでた。
涙を止める必要がなかったので、そのまま放置したが、なかなか止まらなかった。
他人の幸せでこんなに涙がでるのは、人生で初めてだった。
それくらい嬉しかった。安心した。
そしてこれが俺の今年の初涙になった。
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